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ウォンバットが巣穴で生活する最大の理由は、危険から身を守るためです。ぽっちゃり体型で脂肪が多いため、故郷のオーストラリアの自然の中では常に肉食動物に狙われています。常に危険と隣り合わせなのです。
ウォンバットはかなりの穴堀名人です。鋭い爪を持ち、1日で90cmほどの穴を掘りながら、何日もかけて理想の巣穴を作っていきます。では、巣穴の秘密を探っていきましょう。
ウォンバットが巣穴で生活する最大の理由は、危険から身を守るためです。ぽっちゃり体型で脂肪が多いため、故郷のオーストラリアの自然の中では常に肉食動物に狙われています。常に危険と隣り合わせなのです。
ウォンバットは,実に生涯の3分の2を巣の中で過ごすと言われています。また集団ではなく単体で行動するため、広い巣穴の中には通常1頭しかいません。ナワバリ意識が高く、仲間であっても他の侵入を許しません。
ウォンバットはとても複雑な巣穴を作ります。複数の部屋同士がトンネルで繋がっていたり、エサ場まで直結していることもあります。そのためエサには困りません。巣穴は通常10m程度ですが、長いと30m、稀に100mを超えることもあります。
巣穴は良く考えられた構造になっていて、 雨水が流れ込んでこないよう段差をつけたり、 巣穴の室温が約20℃に保てるよう工夫されています。 暑さに弱く気温が上昇すると体温調節の能力が低下してしまうため、必要な工夫なのです。
ウォンバットは 巣穴で身を守りつつ暮らしています